放火による火災の防止
すぐやろう!放火対策
皆様、ご存知でしょうか。例年の出火原因の第1位は、「放火(疑い含む)」なのです。令和2年中の甲府地区消防本部管内で発生した火災件数72件のうち「放火(疑い含む)」が原因による火災が12件と全火災の約17%を占めています。
放火されないためには、「放火されない、放火させない、また放火されても大事に至らない環境づくり」が重要です。
家の周りに燃えやすいものを置かない
- 放火は建物外周部、倉庫・物置、車庫、共同住宅等の玄関や階段室等の共用部分など、侵入されやすい場所や人気のない暗がりでの放火が目立ちます。施錠管理を徹底し、外部からの侵入を防ぎましょう。
- 照明器具の設置等により暗がりをなくし、放火されにくい環境づくりに努めましょう。
- 建物の周囲に燃えやすい物を放置せず、整理整頓しましょう。
車やバイクなどを放置しない
- 路上、建物外周部及び屋外駐車場に駐車中の車両の荷台やボディーカバー等に放火されるケースがあります。不用意に車を放置しないよう心がけるとともに、ボディーカバーには防炎製品のものを使用しましょう。
- 施錠がされていない車両の内部に放火されるケースも見られます。
- 車両の施錠管理を徹底しましょう。
ゴミは収集日の朝に出す
- 夜間、放置されたゴミや新聞・雑誌等に放火されるケースが多く見られます。夜間、ゴミを放置しないなど、ゴミ集積所の環境づくりを地域ぐるみで実施しましょう。
- ゴミは指定された場所、日時以外は搬出しないようにルールを守るなど、住民一人ひとりのモラルの高揚を図ることも重要です。
地域住民の防火意識の高揚を図る
- 放火は不特定多数の人の生命、身体及び財産に危険をもたらす極めて悪質な犯罪です。放火の危険から地域社会を守るためには、町内会、自治会、自主防災組織、事業所等が一体となり、放火されにくい環境を作ることが重要です。
- また日頃から防火講習会や防火・防災訓練等を実施し、地域住民の防火意識を高めることも大切です。